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報告

2012年5月30日(水)

旧制城北中学校第一回生

旧制城北中学校第一回生の最近の集い

「城北一期有志の会」 世話人会

私たち旧制城北中学校の第一回生は,昭和16年(1941年)4月,(故)深井鑑一郎先生の 主導で新しく開設された旧制城北中学校に入学し,昭和20年(1945年)3月に繰り上げ 卒業しました.当時5年間の教程を4年に短縮され,かつ長期にわたる“勤労動員”を 含む厳しい中学校生活のほとんどを太平洋戦争とともに送ったわけです.

167名の卒業生はその後,非常に多様な途を戦後社会の発展とともに歩み,現在に 至っています.同期生の集いは,働き盛りの50歳近くとなった1977年以降の30数年間, 間断なく毎年開催されてきました.これは,私たちが戦争中の非常に厳しかった 城北中学生活に対して,各人が良かれ悪しかれ格別な思いと連帯感を抱いていること によるものと思われます.

70年近くのこれまでの間に永眠され,あるいは音信不通となっている級友も非常に 多数に及んできています.しかし現在でも,167名の同期生のうち1割前後の有志が毎年2回, 原則的には5月・11月の最終水曜日の午後に「城北一期有志の会」として, 集まりを開催しています(それぞれ,「春の会」,「秋の会」と呼んでいます).

それぞれの集会で,80歳を越えた老人が70年近く前の城北生活の懐旧や情報交換を 交えながら元気に語り合う様子は,周りから少し異様に思われてきているかもしれませんが, 私たちの大きな楽しみの一つで,各メンバーが会の開催を待ち望んでいます.

なお,私たちの卒業後の集いの全体的経過の記録については,別稿としてホームページに 投稿予定の記事「旧制城北中学校第一回生 67年間の集いの記録」をご参照ください.

●2012年秋の会は,11月24日(土)13時から交詢社倶楽部「小食堂」で開催の予定です.

「城北一期有志の会」は,2008年11月以降,旧中一回生のうち常時連絡のとれる メンバーで構成されています.前述のように,2012年新春懇親会の席で新たに2名の参加者を 得て,若干名の長期療養欠席者を含めて現在29名です.

世話人会では,定例的な集まりの都度,メンバーの現況・コメントなどをまとめて 配布し,集合写真を撮って全メンバーに配布,さらに毎回の集まりの後にA4判1ページの 記録・会計報告を「城北一期有志の会」ニュースとして作成・配布しています. 特別な会費は徴収せず,各回の参会者の会費で運営しています.

参加者からは,集まりの都度,今後ともできる限り長くとの声が高く出されています. 全メンバーが80歳代半ばに間もなく到達しようとする現在ですが,世話人会としては たいへん嬉しく,できる限り永続させたいと思っています.

世話人会メンバーは次のとおりです.
世話人:宇田川 宏・八田耕作・水野篤行・山本 康(代表) 顧問:重松開三郎
(連絡責任者:水野篤行)

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