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報告

2018年10月22日(月)

12回生

12回生同期会 大町山荘から、秋の信州をめぐる

 池袋西口芸術劇場前に9時30分に集合。2台の車に乗る。1泊組(岡崎俊城君、宝田惣市君、桐山信久君、私奥出隆之、それに竹内捷郎・加代子夫妻)と2泊組(吉永博司・廣子夫妻、濱野和也・玉子夫妻、宮川武春夫妻)に分れ、1号車は吉永君、2号車は竹内君の運転で出発。

  高速に入り、新宿から中央高速道に入る。中央道は途中まで渋滞してたが、三鷹料金所を過ぎてからスムースに走る。1号車の吉永君は飛ばす。喜寿を過ぎた老人の運転とは思えない。1号車と2号車はラインで連絡を取り合いながら中央道を一路信州大町へと向かう。途中双葉SAで休憩をとる。

  ここまで約119キロ、再び一行は目的地に向かう。途中で食事ということになり、以前訪ねたお蕎麦屋さんに行くことになったが、お店の名前が浮かばない。諏訪湖のホテル紅やの近くであったことは記憶していた。早速1号車のナビを担当していた浜野君がスマホで調べることになった。2号車は1号車の後ろを黙ってついて行く。しかし、なかなか目指すお蕎麦屋さんに辿り着かない。2号車の面々が、おかしいなと思いつつも1号車の後に従う。諏訪湖の姿もまだ現れない。高速の出口を間違えたのか?そうこうしていると、1号車からラインが入って、浜野君が間違って紅やという名のお蕎麦屋さんを検索していたらしい。その店は、諏訪湖ではなく琵琶湖にあった。さあ大変。これには一同大笑い。どんだ珍道中となった。

  諏訪湖が見えて、湖畔をしばらく走ると、ホテル紅やの建物が見えてきた。紅やの手前を右折したが、お蕎麦屋さんらしきものは見えない。道を歩いていた方に尋ねるも、蕎麦屋さんの名前がわからないので要領をない。仕方なく車を降りて、二手に分かれて近くを探す。1号車の竹内君が一方通行の細い路地を戻るように進んで大通りまで出て右折すると、右手先に八洲(やしま)という名のお蕎麦屋さんの看板を発見した。大きな趣のあるそば処である。駐車場に車を止めると、ちょうどそこへ歩いて探していた一行もやってきた。

 新そばの天せいろに焼酎のお湯割りを頼んだ。新そばだけに旨かった。わいわいがやがや楽しい一時を過ごした後、諏訪湖畔を塩尻方面に走り、再び中央道に入り大町へと向かう。しばらく走っていると1号車からラインが入って松本城に寄るということになった。ICを降り松本城に向かい、城の周りを走りながら駐車場を探していたら、再び1号車からラインが入り、お城を見学していたら大町山荘到着が遅くなりそうだということで、入城は急遽取りやめとなり、再び大町へと向かうことになった。

 ところが、それからが大変、すくに着くだろうと思って、高速には入らず一般道を走ることにしたが、とんでもはっぷん進めど進めど目的の大町市は現れない。迷走状態で走る。なんだかんだ言いながらやっとのことで大町市内に入った。ところがそれからがまた大変。山の麓の里山あたりをグルグル堂々巡り。山荘の管理人に連絡をするも、道がわからず再び迷走状態。とうとう袋小路に入ってしまったところに山荘管理人の奥さんが車で迎えに来てくれた。奥さんの車に誘導されて、ようやく大町山荘に到着となった。

  

亡くなられた峯廣さん、奥様の明江さん、息子の貴志さん 似顔絵を描きました。

 城北学園大町山荘は、高瀬川沿いに別荘や企業の寮などが立ち並ぶ一区画に立っている。周辺は、自然環境豊かなところである。近くには龍神湖があり、その先には葛温泉がある。学園の教育環境施設として言うことない場所言えるだろう。

 山荘の管理人の峯廣(みねひろし)さんは数年前に亡くなられたという。合掌。今は奥さんの明江さんと、息子の貴志さん親子で管理しているという。到着後、山荘の玄関先で記撮影を撮った。

 その後、部屋割りを決め、二階建てのベッドの一階に寝どころを決める。それから各々風呂に入って旅の疲れを癒した。お風呂の後は広い食堂での夕食となった。我々のために、峯親子が心を込めて用意してくれた、鳥と豚と野菜の鍋を囲んで、お互いに持ち寄った酒や焼酎(森伊蔵・百年の孤独)を飲み交わしながら、今日一日の反省やら何やらの楽しい夕餉のひとときを過ごした。

  翌朝、山荘周辺を散策した後、朝食をいただき、山荘を出発することとなった。

管理人さんありがとうございました。出発前の挨拶を済ませ、もう一泊する1号車と、このまま帰る2号車とで別行動をとることになった。1号車は今が旬の松茸を食べに行くと別所温泉へ向かう。2号車の一行はまず本ワサビを求めてワサビ田に向かった。

2号車はワサビ田の手前で若干の渋滞に見舞われたが、無事に到着。早速、本ワサビを求めて売店に向かったが、お目当ての本格ワサビは見当たらず、なんとも肩透かしを食らった感じで情けないことこの上ない。特に一番期待していた岡崎君はがっくり。わざわざワサビ田にやってきて、それはないだろうと、愚痴が出る。仕方がない。諦めることにした。結局、誰もワサビは買わずにサラバ。

 ワサビ田を後にして、2号車の一行は昼食をどこで摂るか模索する。1号車はすでに松茸を求めて別所温泉に到着しているに違いない。その時、岡崎君が日航時代の昔の部下が、この近くにいることを思い出して、その彼に、昼食するのに、リーズナフルで美味しい店はないかと問い質す。すると、自分も時々出かけているという、長野善光寺裏にある、すき焼きの旨い店「すき亭」を紹介してくれた。

 早速高速道路に入って、長野善光寺を目指す。「すき亭」には、岡崎君の元部下が電話しておいてくれたらしく、席が設けられていた。

 信州牛のおいしいすき焼きに一同大満足。カメラに収めた写真を1号車の浜野君にラインで送る。1号車からも松茸の写真を送り返してきた。こちらのすき焼きがうまかったので、その旨を伝えると、明日の昼は「すき亭」に決めたので予約しておいてくれとのラインが入る。

 食事を終えると、1号車に別れを告げて、2号車は帰路に向かう。途中、藤岡ICでいったん高速を降りると、甘楽方面に向かう。竹内君が懇意にしているリンゴ果樹園があるので寄るのだという。果樹園からもぎたて新鮮なリンゴを廉価で販売している。ここでお土産にリンゴを買い込んで関越道に戻り、練馬に向かった。二日間一人で運転してくれた竹内君に、そしてナビを務めてくれた加代子夫人に感謝。

 一泊二日の短い旅であったが、喜寿を過ぎ、お互いに日々の健康を気に掛ける年齢になっても、こうして青春時代を共に過ごした面々との旅は、再び明日に向かって生きようとする我々に、何物にも代えがたい大きな力となった。

奥出隆之(12回生)

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