常任幹事会より

第1回 五者[理事・元事務長・評議員・同窓生・同窓会]意見交換会、懇親会実施

 

【始めに】

  • 交流会の発端は、安井氏と山岡氏の両元PTA会長の二氏が学園の評議員を務めていた時に、井上理事長と交わした会話がきっかけでした。「若手卒業生と、仕事を持つ同窓生が名刺交換をしたり、学び合ったり、助け合ったりする場を持てたらいいね」というもので、このアイデアを安井氏が、芝崎元同窓会長に相談されました。

    芝崎元会長はすぐに交流会を発起・設定し、理事長、評議員(元評議員)、元学園事務長と、若手卒業生、同窓会の常任幹事運営委員の五者・21名が、ホームカミングのあり方と同窓会運営に関して意見交換するという、全く新しい形態の交流会が実現しました。

    交流会を終えたのち、居酒屋に懇親会場を移し、そこでも豊富な話題と、仕事にまつわるアイデアが披露されるなど、実りの多い初の五者交流会となりました。

    五者意見交換会後の懇親会にて

     

    出席者

    [学園理事]

    井上 善雄 城北学園理事長(同窓会名誉会長 株式会社巴川コーポレーション代表取締役社長)

    [学園事務]

    髙野 靖敏 城北学園元事務長

    [学園評議員]

    安井 忍 元評議員(元PTA会長)

    山岡 敬明 評議員(元PTA会長)

    [卒業生]

    村田 晴信さん (2006年卒第58回生 村田晴信公認会計士事務所)

    豊田 祐介さん (2006年卒第58回生 デジタルグリッド株式会社)

    藤田 田さん (2008年卒第60回生 株式会社フジハウジング)

    鵜殿 隆太郎さん (2008年卒第60回生 株式会社フジタ)

    安井 勇人さん (2013年卒第65回生 アルモニイサービス株式会社)

    [同窓会/常任幹事運営委員 ※役員以下敬称略]

    芝崎 有宏 元会長  (1961年卒第13回生)

    内野 大三郎 会長 (1981年卒第41回生)

    石川 雅弥 副会長   (1961年卒第13回生)

    嶋野 春男 幹事長 (1970年卒第22回生)

    岡崎 俊城 監事 (1960年卒第12回生)

    大庭 純 会計 (1980年卒第32回生)

    高瀬 一彰 監事 (1990年卒第42回生)

    竹内 捷郎 (1960年卒第12回生)

    小藤田 雅俊 (1967年卒第19回生)

    清水 康二 (1983年卒第35回生)

    小野澤 智央 (1984年卒第36回生)

    宍戸 悠 (2002年卒第54回生)

    ※取材日:2024年(令和6年)3月9日 本文中敬称略

 

同窓会への期待、ホームカミング※1について・・・

※1ホームカミング:コロナ感染症対策時期を除き、年に一度の同窓会総会のあと、母校の食堂で催される同窓生、恩師、教職員による交流・交換会のこと

 

井上) 私は、学園創設者で理事長であった、井上源之丞の玄孫(やしゃご=4代目)です。学園の理事長としては私は9代目にあたり、2017年(平成29年)から理事長を努めております。同窓会は、卒業生のつながり合い、助け合い、学び合いを通じて、若い人たちとのコミュニケーションの場になって欲しいですね。

もう一人の創設者であった深井鑑一郎先生は「人間形成と上級学校への進学」という教育目標を掲げました。特に、人間形成の点では、城北は実に素晴らしい学校ですよ。毎年卒業生の4割が無遅刻・無欠席の皆勤ですし、高3でも部活動に関わっている生徒が多くいます。学校側も、生徒を予備校に頼らせずに、いい大学に入れたいという熱意を持っています。

2001年(平成13年)から4期連続で、東大合格者が20人以上という実績もあります[広報委員注釈:1997年(平成9年)4月から2005年(平成17年)3月まで努めた、加藤健治第6代学校長在任中の、現役生と浪人生の合算東大進学実績数。2004年(平成16年)は29名]。

 

内野) 同窓会の力は、現役の学生の励みにもなると考えています。学年同窓会や、地域同窓会、 職域同窓会などを通じて、卒業生たちが学んできたことを原点に、より多く社会貢献できていると思います。学校側も大学進学のために、最新の情報や、受験ノウハウを生徒たちに提供して頂いているおかげで、上位大学への進学実績も随分と上がっています。

 

高野) 城北の事務職について40年、事務長は20年間勤めました。この間、歴代のPTA 会長や、 歴代の同窓会会長にはお世話になりました。今、進学を取り巻く環境は激しくなっているので、 同窓生の力を是非お借りしたいです。

 

豊田) 私は卒業時に同窓会常任幹事を任され、毎年同窓会をやっています。大学を卒業して、 証券会社に勤めておりましたが、2017年(平成29年)に、電力と環境価値取引のプラットフォーム事業のスタートアップをしました。太陽光による再生可能エネルギーで、電力会社の人とつながりを持ったところ、この人が城北の同窓生だったのです。社会人になってからでも、城北生と一緒に仕事ができるのは面白いことですね。その人と初めて2023年(令和5年)のホームカミングに行きました。私たちがホームカミングに出て、何か盛り上がるきっかけになれないかと考えたのです。でも、思った以上に年配の先輩たちが多いという印象でした。今の時代、スタートアップをしている城北生もちらほら出てきています。現役生もスタートアップをしている卒業生のキャリアにも興味や関心があると思うので、学生を巻き込んで、そうした人たちとのコンタクトを通じて城北に貢献できたらいいなと思っています。

 

村田) 私は中学・高校とサッカー部に所属していました。今でもサッカー部時代の友人と付き合っていて、年に2回は試合をしています。大学を卒業して監査法人に就職しましたが、2022年(令和4年)に独立して公認会計士事務所を立ち上げました。城北の6年間で培った人間関係を、上下の同窓生にも広げたいと思って、2023年(令和5年)のホームカミングに初めて参加しましたが、期待に反して年配者が多かったです。一昨年独立したので、仕事のつながりも含めて、ホームカミングで縁作りに注力したいと思っています。もっと同学年の同窓生たちとつながれたのなら、結果的に同窓会も盛り上がるのではないでしょうか。

 

藤田) 鵜殿(うどの)君とは中1の時から同じクラブ、同じ担任でした。在学中、私は落ちこぼれでしたが、現役で上智大学に入学でき、大学卒業後は広告代理店に就職しました。私の実家が、祖父の代より不動産会社と幼稚園を経営していたことから、私も跡を継ぐことになったのです。 その時、仲の良かった鵜殿君を引っ張り込みました。今は城北のために何かしたいという気持ちが強いです。

 

鵜殿)  在学時担任で、さらにスキー部の顧問もなさっていらした小俣先生が、2014年(平成26年)から、第8代学校長になられました。私は2009年(平成21年)に卒業して、8年後の2017年(平成29年)に藤田君の会社に就職しました。 城北での出会いが、就職を決める大きなきっかけになりました。 同窓会が卒業生同士を結びつける役割を担ってくれたら、ホームカミングも活性化するのではないでしょうか。

 

安井 勇人) 卒業後も、毎日仲のいい同級生とは連絡を取り合っていましたが、ホームカミングに出たことがありませんでした。父は2014年(平成26年)と2015年(平成27年)に PTA 会長をやったあと、学園の評議員をしました。たまたま父が学校から声をかけられてホームカミングに出席することになったのですが、父は卒業生ではありません。そこで私と、城北に入学した弟に、一緒に行ってくれないかと頼んできたので、連れ立って行きました。ホームカミング会場では、同窓生と名刺交換したのがきっかけで相談に乗ってもらうことができ、貴重なつながりが持てました。

 

安井 忍) 学校から請われて 2019年(平成31年)から評議員を5年間務めました。昨年 2023年(令和5年)1月に評議員を山岡さんに引き継いでもらいました。

 

山岡) 息子は2011年(平成23年)4月に入学、2017年(平成29年)3月卒業です。私は2013年(平成25年)にPTA会長を務めました。私自身は筑波大付属高校の出身ですが、高校の同窓会の案内は年2回来ます。それには、学年幹事の名前とメールアドレスが全学年入っていて、連携が取りやすくなっています。先ほど城北のホームカミングには年配の同窓生が多く、若手が少ないと伺いましたが、学年幹事がしっかりマネジメントして、興味のない人たちにもホームカミングの招待情報をリーチ(到達)させる必要があると思います。できるだけ近い年代の幹事がいれば参加しやすいので、要はやり方次第ではないでしょうか。

 

内野) 常任幹事を推薦するのは、多分に学校側で決めてもらっています。でも、自分がその幹事であることを忘れてしまったり、気づかない人も結構いるのが現実です。

 

井上) 卒業して、10年、20年、30年と経つうちに、常任幹事に連絡がつかなくなったり、 本人が亡くなってしまったりするので、10年ごとに常任幹事を再確認してはいかがでしょうか。

 

石川) 2023年(令和5年) 3月卒業の第75回生の記録になりますが、同窓生は物故者も含めて現在37,970人います。このうち常任幹事は約400人います。この人たちには毎年通知を出していますし、クラス会をやるなら住所録を同窓会が用意できる学年もあることを告知していますが、あまり知られておりません。

私は1961年卒業の第13回生で、今年81歳になりますが、コロナ期を除いて、毎年同期会をやっています。 その会には今でも20人から30人は集まります。

 

竹内) 自分が400人のうちの1人の常任幹事だとわからずにいる同窓生が多いから、ホームカミングが活性化しきれていない原因になっていると思うのですよ。

 

小野沢) 私はラグビー部OB会員ですが、クラブの集まりだけではなくて、クラスだったり、 地域だったり、あちこちで頻繁に同窓生には会っているんですよ。 LINEグループがそれぞれ作られていていますが、同窓会自身がそのあちこちでやっている集まりや、LINEグループとつながっていないだけの話なんです。

私は1984年卒業の第36回生ですが、父も息子も3代続く城北生です。さらに、伯父兄弟も卒業生ですので、一族郎党男子は皆城北卒業生です。帰宅すると、玄関脇に「 着実・勤勉・ 自主」 の揮毫(きごう) が貼ってあります。 

 

小藤田) 私は1967年(昭和42年)卒業の第19回生です。団塊の世代の75歳です。柔道部 OB 会は定期的に総会を開いていまして、昨年2023年(令和5年)には、主に20代から50代までの「柔志会」のメンバーが中心になって、「柔志会創立70周年記念史」を刊行しました。

 

岡崎) ホームカミングの日にクラブOB会の総会をやるところは結構ありますよ。ラグビー部OB 会や、 サッカー部OB会はそうしています。

 

鵜殿) 情報の受け取りやすさや、きっかけと参加のしやすさでは LINE公式アカウントが便利だと思います。 「ホームカミングをいついつやります」 とか「サッカー部のOB会の集まりがありますよ」 などと LINEからポンとお知らせが来た時に、友達と共有しやすいです。20代から70代までLINE が使える人は幅広くいるので、同窓会や同級生同士の横のつながりは展開しやすいと思います。さらに言えば、友達追加数やブロック数、メッセージ通数など分析機能を使って効率を上げられるのも魅力です。

 

芝崎) 本日はどうもありがとうございました。

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