2007年(平成19年度)城北学園同窓会総会議事録

日時:平成19年6月2日15:30~17:20
場所:城北学園講堂
司会:佐藤武久幹事長(9回生)
議長:杉崎完夫会長(旧制2回生、同窓会規約による)
書記:石川雅弥(13回生)

式次第にもとづき、杉崎会長、次いで、帖佐正雄学校長、下島PTA会長の挨拶が行われた。

総会議事の進行に先立ち、佐藤幹事長より、今総会に提案されている7件の議案について、 4月28日に開催された常任幹事会で全て賛成の議決を得ている旨の説明が行われた。

さらに、当日の常任幹事会は、270名のうち65名から委任状を受領し出席が10名の合計75名であったと の説明が行われた。規約上、常任幹事会の定足数は委任状を含めた役員総数の5分の1以上(54名)で、 議決は出席者の過半数となっている。

<総会議題>

  • 議案(1) 平成18年度事業および活動報告
  • 議案(2) 平成18年度決算報告
  • 議案(3) 監査報告

上記の3議案について一括審議が行われた。(1)に関しては、吉田正美副会長(8回生)により 配布資料に基づき報告された。同じく、配布資料に基づき、(2)について瀬戸川睦人理事(13回生) により報告された。収入合計5,561,150円、支出合計4,353,250円、次期繰越金97,535,265円。

繰越金明細
三菱東京UFJ銀行吉祥寺支店 96,273,781円
三井住友銀行常盤台支店 1,261,484円
合計 97,535,265円

次いで、森田健(4回生)監事により、収支報告書が相違ない旨の会計監査報告が行われた。

上記の(1)~(3)号議案について、反対意見や質問はなかった。

 

  • 議案(4) 平成19年度事業および活動計画

配布資料に基づき、吉田副会長により説明された。なお、大町山荘改修資金助成に関連して、 学園から設計を委託されている25回生の宮崎均氏によりパネルおよびモックアップを用いて改修の内容に ついて説明があった。

また、杉崎会長から、改修資金として、同窓会から5,000万円を提供することが既に同窓会の理事会、 常任幹事会で承認されているが、総会で同意いただければ尚一層うれしいとの発言があった。

次いで、杉崎会長から、大町山荘改修資金募金について募金は学校が主催しており同窓会はそれに 協力している旨の説明があった。なお、募金は約2億円の改修資金とは別で、コンピューターや備品の購入に 当てられるとのこと。また、既に、300万円強の募金が集まっているとのこと。

 

  • 議案(5) 近藤薫明先生記念奨学基金について

杉崎会長により説明。学校会計法の改正により、約3,800万円の基金の取り崩しが可能となった。 学校の理事会で承認後、評議委員会で決定され、今年の9月1日から実施される。同窓会から、経済的に 困っている生徒を優先して年間一人につき20万円を支給する。人選は学校に一任し、返済の必要はない。

その他、学校では成績優秀者に対する授業料の免除(45万円)、井上基金からの貸付(40万円)があり、 最高で生徒一人の年間負担額に相当する105万円の奨学金が受けられる。

 

  • 議案(6) 平成19年度予算(案)

資料に基づき、瀬戸川理事により19年度の予算案についての説明が行われた。収入合計として 5,225,500円、支出合計として特別会計予算の大町山荘改修資金助成の5,000万円を含めて56,090,000円が 計上され,次期繰越金は、46,670,765円となっている。

 

  • 議案(7) 同窓会規約改正

石川雅理事により、改正の趣旨説明に先立ち、配布資料のミスプリ(第11条、二のイの「第14条」を 「第9条」とする)と、下記の変更修正(第3章、2項「名誉会長」)それぞれ一箇所が説明された。
誤:母校の現校長及び学園長とする。
正:母校の理事長、学園長及び校長とする。

なお、上記の変更に伴い、常任委員会に出席の常任委員にはその旨を既に文書にて知らせてあることが 説明された。また、杉崎会長により、改正規約案が承認されたことにより、新しい規約が発効する旨が 宣言された。

<質疑応答>
以上により、議案の説明報告を終え、質疑応答が行われた。

Q.
大町山荘の改修資金として同窓会から5,000万円を提供することには賛成である。その上に同窓会から 募金提供をするのか(第6回生芝崎氏)。
A.
募金はあくまでも学校主体で行うもので、同窓会は協力するというスタンスである。ちなみに、 約2億円の改修資金のうち、同窓会とPTAがそれぞれ5,000万円を提供する(杉崎会長)。

Q.
予算等について、既に常任幹事会で承認されたので、総会で報告するとの説明であったが、議案事項は 総会による議決事項ではないのか。総会と常任幹事会ではどちらが上なのか(第6回生芝崎氏)。
A.
現行規約では、会長人事のみが総会の議決事項となっている。新しい規約では、ご指摘のように全ての 議案を総会で議決していただくことになる(杉崎会長)。

<会長人事>

最後に、会長人事について、副会長の遠藤隆司氏(7回生)から、同じく7回生の 鐵野善資(テツノヨシスケ)氏を会長に推薦する旨の辞が述べられ、全員の拍手により鐵野氏の会長就任が 承認された。

鐵野氏は新任挨拶のなかで、今回の総会で規約が改正されたこと、近藤基金の実施と 大町山荘改修への資金提供について総会参加者の同意が得られたことの重要性を述べられ、 自分たちの力で同窓会を活性化すべきであると力説された。

さらに、城北の場合は、慶応高校のようにほとんどの生徒が慶応大学に進学するのとは違って、 冒頭の杉崎会長、帖佐校長の挨拶にあったように、東大を初め全国の一流校に進学しているということに 同窓会活性化のヒントがあるのではないかと述べられた。

なお、鐵野氏の会長就任に伴い、杉崎前会長は城北学園同窓会の「同窓会事業に著しく貢献したと 認められる」特別顧問として就任されることが発表された(旧規約第11条、5項による)。

以上